人気ブログランキング | 話題のタグを見る

5月のチーズ教室のチーズ

5月のチーズ教室のテーマは
さわやかに楽しむ春と初夏のチーズ」でした。

春から夏にむけて食べ頃を迎えるチーズを6種類ご用意しました。
まずは皆様にお馴染みのギリシャのチーズ「Feta」。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11142532.png

古代ギリシャからほとんど進化していない貴重なチーズ。
真っ白でぽろぽろとした食感があり、やや塩味が強いのが特徴です。

FetaはFetaでも今回は大変貴重なFetaをご紹介!
なんと、ブナの樽のなかで熟成するという伝統的な作り方をされたFetaです。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11143625.png

The Providoreでこの樽を一本買い!!
スタッフが樽を壊し、中のぎっしり詰まったFetaを切り分けてます。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11150130.png

羊乳のコク、山羊乳の酸味、そして程よい塩味・・・。
今まで味わったFetaの印象とはまたひと味もふた味も違うFetaです。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11144887.png

今回は爽やかにスイカやミント、ライムを添えて・・・。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11151021.png

続いて春と言えば・・・シェーブルの季節!
そのなかから「Saint-Maure de Touraine」をご紹介。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11155725.png

両端で太さが微妙に違う薪のようなカタチをしたチーズ。
中に一本通った藁は型崩れ防止や通気を良くするという役割もあります。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11162259.png

熟成が一ヶ月以上経ち、表皮の周りがトロトロに熟成した状態で
円柱のカタチを保っていられなくなってます・・・美味しそう!

山羊乳のクリーミーなコク、ほのかな酸味、とろける食感が大好評!
今回はオリーブやローズマリーと共に爽やかに召し上がって頂きました。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11175430.png

次はイタリアの最古のチーズ「Pecorino Romano」。
(お出しする食材のタイミングに合わせて紹介順が前後した日もあります)

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11182650.png

2000年以上前から作られてきた歴史の古いペコリーノ・チーズ。
数あるペコリーノのなかでも塩味が断トツに強いのが特徴です。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11185038.png

その塩味を生かして、削って・すり下ろしてお料理のトッピングに!

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11191024.png
5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11193081.png


春の到来を感じさせる空豆に乗せて食べたり、
クリームソースのパスタにトッピングしたり。
塩味とチーズのコクをプラス出来る、万能調味料としても重宝します。

次は、シェーブルでもハードタイプのチーズ「Tomme de Chevre」。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11202149.png

むっちりとした歯ごたえ、繊細な甘みやほのかな酸味、深いコク。
マイルドで干し草のような香りも楽しめる、飽きの来ないチーズです。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11204198.png

そのままでも、またジャムを付けてもさらに食べやすく。
今回はドライフィグ、そして無塩バターと共に試食して頂きました。

「チーズにバターを合わせるなんて初めてだけど意外と合う!」
「シェーブルは苦手だけどこれは香りも控えめで美味しい。」
などの感想を頂きました。

つづいてクリーミーな牛乳製のチーズ「Fougerus」。
ブリ・ド・モーと同じ地方で造られている白カビチーズ。
上にシダの葉を乗せて、
チーズに香りを移して食べることを好んだ地元の人たちのオリジナルチーズです。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11211742.png

こちらのチーズも切り口から流れ出そうな熟成具合。
生地はなめらかでミルクのコクとデリケートな酸味とのバランスが良いチーズです。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11170737.png

白カビチーズはリンゴとの相性がバツグン!
今回はリンゴのコンポートとクルミをのせて・・。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11212699.png
5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11214521.png

最後にアイルランドのブルーチーズ「Cashel Blue」を。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11224808.png

新しいチーズを造りだそうとする熱意のある酪農家が多い土地でもあるアイルランド。
このCashel Blueも、伝統的なチーズStiltonの製法を踏まえ
より新しく、もっとカジュアルにも楽しめるチーズとして誕生し、人気が出ました。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11230599.png

シンプルなビスケットに乗せてミルクティーのお供にも・・・。
今回は白いちじくのジャムと共に。。。

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11231549.png

もっと爽やかにブルーチーズを楽しみたい時は、
キュウリの中に埋め込んで一晩冷蔵庫へ・・・。
浅漬けのような食感とブルーチーズのクリーミーさが絶妙の簡単おつまみも!

5月のチーズ教室のチーズ_a0318644_11235294.png
食べ頃を迎えたチーズはそのまま食べてももちろん美味しい!
そのチーズを爽やかに召し上がって頂く工夫として
様々な食材との食べ合わせをご提案しました。

実はPecolino Romanoに合わせて、
一口サイズのクリームソースのパスタをキッチンにお願いしていたのですが
それが出てくるタイミングとチーズのご紹介を合わせるのが一番難しく
途中でご紹介の順番を変えたりとバタバタした場面もありました(汗)。

チーズ教室が終わったら毎回反省会・・・。
一人で静かに・・・の時もあればスタッフを交えての時もあり・・・。
「次はより良いチーズ教室にしてお客様に喜んで頂きたい!」という思いでいます。

今回も多くの皆様にご参加頂きまして誠にありがとうございました!

次回のブログでは今回お出ししたワインとお料理についてご紹介します☆


by fromage-osho | 2019-05-22 11:39 | チーズの教室
<< 5月のチーズ教室のお料理とワイン 5月のチーズ教室、全日程終了し... >>